先日、「未来に先回りする思考法」という本を読んだので、その感想・レビューです。
株式会社メタップスの代表である佐藤航陽さんの著書。
個人的にかなり注目している経営者の一人で、本もかなり面白かった。
- 99%の人が未来を見誤る一方、逆に1%の人が未来を予見するのはなぜか?その違いはなんなのか?
- 現在の事象を「点」ではなく「線」で考える。
- テクノロジーがどのように進化してきたか。
- テクノロジーが境界線を「溶かす」
- 今の自分の能力に基づいて意思決定をしない。
- ルールのあるところで戦わない
など、様々な事について佐藤さんの思考法が書かれています。とても勉強になりました。
個人的にとても好きなのは、パターン認識の有用性が書かれている点。
過去から現在までの事象には様々なパターンがあり、それを把握することが未来を予測する上でとても有効だということ。
この思考法を少しでも意識すれば、自分が新しい事を行う際にも、過去のパターンと照らし合わせることで、成功の予測確率が少しはあげることができると思う。
昔から自分が思っていることのひとつに、「俺がどんなに変な生き方をしたとしても、歴史をふりかえるか、世界中を見渡せば同じような生き方をしている人は絶対にいる」と思っている。
要するに、自分の人生もどこかのパターンに分類されるんだろうなと。
だから、自分の人生がよりよいパターンに分類されるよう、意図的に自分の行動をコントロールすることが大事だと思う。
そういうことを改めて気付かさせてくれた。
新しい思考法を取り入れたい人、未来を予見するエッセンスを知りたい人などにはオススメの一冊です。